BLUE DREAM

夢見がちな(現実逃避が得意な)女子大生のゆる〜い独り言。

私の願い事

今週のお題「星に願いを」

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こんばんは! 今日は七夕ですね!

 

毎年、七夕の夜になると無性に星空を眺めたくなります!

……が、残念ながら今年は天気が悪く、星が見えそうにありません。

 

 

夜空の彦星といえば、

わし座「アルタイル」という名前の星。

 

夜空の織姫といえば、

こと座「ベガ」という名前の星。

 

この2つの星にハクチョウ座「デネブ」という名前の星を加えて、

それぞれを線で結ぶと、夜空に大きな三角形が浮かび上がります。

 

「アルタイル」「ベガ」「デネブ」

これら3つの明るい星によって出来る三角形は、

夏の大三角と呼ばれています。

 

この大三角、ちょうど天の川に跨っているんです。

ハクチョウ座天の川の真上に、

わし座こと座天の川の両岸に位置しています。

 

                                       

 

これは幼い頃の話。

星座甘ったるい空想が大好きだった私は、

七夕の夜、一年に一度の逢瀬の日は、

ハクチョウが織姫を背中に乗せて 彦星の元へ飛んで行くのだ。

……と勝手に思い込んでドキドキしていました。

 

天の川の上で大きな翼を広げているハクチョウ。

その背中に乗って、眼下に流れる星の河をうっとり眺めながら、

久しぶりに会う彦星の姿を思い浮かべ、胸を踊らせる織姫……。

 

あああ!!!

ロマンティックゥゥゥ!!!!!!

 

……こんなことばかり考えて1人で舞い上がっていました。

 

                                        

 

最近、星を眺める機会が

めっきり減ってしまったように感じます。

 

私が今住んでいるところは、

田舎とはいえど、地元よりは栄えているので、

夜も明るくて、空を見上げても星なんて見えません。

 

昔はよく、自分の家の庭に寝転がって星空を眺めていました。

お父さんの双眼鏡を こっそり持ち出して、

肉眼では見えない星を見たり、

月のクレーターを眺めたりするのが大好きでした。

 

ところが、中学に入学したくらいの頃から、

周囲の空き地に家が どんどん建ち始めました。

そんな中、今まで通り、夜中に外へ出て

双眼鏡を覗き込もうものなら、

近所の人たちに 不審がられてしまいます。

 

ゆっくりと星空を眺めることができる場所は、

今ではもう、祖母の家の庭のみになってしまいました。

 

1人で真っ暗な夜の世界に飛び出し、

頭上に広がる満天の星空を見上げていると、

普段感じているちっぽけな孤独が、嘘のように吹き飛んでしまう。

真夜中の、私だけの、誰にも邪魔されない " 幸せな時間 " 。

 

一歩外に出れば手に入る "幸せ" だったのに、

今では、ひと気のない場所へ出向かないと得ることのできない

"特別な幸せ" になってしまった。

  

それがなんだか、凄く寂しいし、凄く悲しいんです。

 

……が、

幼い頃に 綺麗な星空を 毎晩のように眺めることができ、

汚れなき心( )に、星々が放つ美しい光を刻み付けることができた私は、

プラネタリウムの人工的な星空を眺めて育った人に比べたら、

きっと、ずっとずっと幸せ者なのだと、

そう信じています。

 

 

幼い頃、美しいものに囲まれた中で得た感動を、

ずっと守っていけますように。

 

……これが、心の中の短冊に書いた「私の願い事」です。